私は幸せことに人生の師匠と呼べる方がひとりではなく何人かいます。
その中のひとりが、岡山で百姓屋敷わらという自然食の宿を営んでおられる船越康弘さんです。
船越さんのことを知ったのは、まだ丹波に移住する前に「半農半Xの生き方」の著者である塩見さんに会いに行った時、「将来農家レストランをやるんなら、わらの船越さんのところに行ったらいいよ。」と言われたのがきっかけでした。
それからインターネットで調べると「重ね煮料理」なるものをやっていると知り、岡山は遠いからどっか近くで重ね煮料理を食べられるところはないかと調べたら、神戸の「おっこ食堂」さんに行き着きました。
それまで自然食と呼ばれる料理を食べ歩きましたが、どこも正直美味しいと思えるところがなかったのですが、おっこ食堂さんで重ね煮料理を食べ、はじめて美味しいと思い感動しました。
それからおっこ食堂さんの料理教室に通うようになり、話を聴いていると、おっこさんの師匠は船越さんだとわかり、その船越さんが神戸に月1回尾崎里美さんのセミナーを受けに来てそのついでにおっこ食堂で7回講演をしてくださることになり、船越さんと出会えました。(ちなみに尾崎さんのセミナーには今夫婦で通っています。)
重ね煮や自然食など食についての話ばかり聴けるのかと思っていましたが、食べ物だけでなく、生き方について毎回目から鱗が出る話を聴かせてもらいました。
一番印象に残りインパクトがあった話は、自然食は健康を目的にしては駄目だということでした。
健康とは幸せに生きるための手段であり目的ではない。
幸せになるためには、自分の健康や安全安心だけ考えて有機、無農薬、無添加のものを食べるのではなく、食べ物や自然に感謝し、環境を汚さないことが自然食の基本であり幸せへの第一歩であるというお話に凄く感銘を受けました。
このお話を聴くまでは、三心五観では、心と体が健康になれる重ね煮を取り入れた自然食のレストランにしようと思っていました。
危うく健康を目的とした店にするところでした。
船越さんのお話を聴いて健康じゃなくて幸せになれる店にしようと気づくことができました。
そのとても濃厚な7回の講演の内容が12/3発売になった「未来につなぐわらごはん」という本にギュッと詰まっています。しかも重ね煮のレシピも載っています。
12/11には、はなまるマーケットにも出演されるそうです。
うちはテレビ映らないので観れませんが、ご興味ある方は是非ご覧下さい。
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